前回は、音程というお話の入り口のお話をさせていただきましたが、今回はより具体的なお話として、2度という音程が持つキャラクターのお話をしたいと思います。
「音程のお話」(2度が持つキャラクターとは)
まずは2度のおさらいです。
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ド→ド = 1度(同じ音)
ド→レ = 2度
ド→ミ = 3度
ド→ファ = 4度
ド→ソ = 5度
ド→ラ = 6度
ド→シ = 7度
ド→ド = 8度(1オクターブ上のド)
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さて、お手元にピアノの鍵盤がある方は早速、隣り合う「ド」と「レ」を同時に弾いてみて下さい。
どうですか、、綺麗な音します?? しませんよね(汗)
もう一歩踏み込んで、「ド#」と「レ」も試してみましょう。(「ド#」と「レ」も、2度には変わりありません。)
どうですか、、綺麗な音します?? 先ほどより更に汚いですよね(笑)
そうです!!
2度という音は、基本的には不協和音、つまり不快な音の代表選手と言えます。
音というのは、僅差でズレているのがある種一番気持ち悪いのですね。
どうせズレるなら、距離が離れている(7度など)方がまだマシと言いますか。。
では、使い道を考えてみるとどうでしょう??
不協和音の使い道。。。
例えば、(こんなことはほぼほぼ起こらないでしょうが w)あなたが、誰かからお化け屋敷のBGMを作るように頼まれたらどうでしょうか?
上記で例に挙げた、「ド#」と「レ」の関係と同様、他のパターンを適当に考えていただいて、無作為に適当にぶつけて弾いてみるだけで、お化け屋敷のBGMの出来上がりです。ペダルなんて踏んで、音を伸ばせば更にパワーアップ間違い無しとなるでしょう。
今日はこの辺で終わりにしようと思います。
ちなみに、2度という不協和音は、確かに汚い音ではあるのですが、実は、その不協和音は、とても綺麗で繊細な音を出すために必要不可欠な要素だったりもするのですが、このお話は、とっても深いお話になってしまうので、また別の機会にお話できればと思います!